AIによって消える職業、消えない職業、生まれる職業

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▼目次
00:00 AIによって消える職業、消えない職業
00:59 説明の背景となるデータ
02:13 AIの影響を受けやすい職業
05:15 AIの影響を受けにくい職業
06:54 AIの得意と苦手
08:49 AIで生まれる職業
10:42 エンジニアやデータサイエンティストはどうなるの？
11:31 私が考える今後の予想
13:36 まとめ
14:43 生成AIやプログラミングを学習できる「キノクエスト」の紹介

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▼動画で話している内容
AIやロボットなどテクノロジーの進化が目まぐるしいですよね。

次のような不安や疑問を感じるのではないでしょうか？
・生成AIの登場で、自分の仕事は将来どうなってしまうのか？
・今の職業のどの部分がAIに代替されやすいのか？
・AIと協働して成果を出すには、何から始めればいいのか？
・AIによって新しく生まれる職業にはどのようなものがあるのか？
・変化の激しい時代に、どのようなスキルを身につければ安心なのか？

今日はこういった疑問に私なりの考えをお答えします。

この動画を見ることで、みなさんに次のような変化が起こると嬉しく思います。
・AIの進化で「未来がどうなるか」がぼんやりと見えてきた
・自分が「どんなキャリアを積めばいいか」の方向性がわかってきた

Microsoft Researchの最新研究データをもとに、わかりやすく解説していきますね。

## AI適用可能性スコアって何？

まず、今回の話の基になっている研究について説明します。

Microsoft Researchの論文「AIとの協働：生成AIの職業への影響の測定」（Working with AI: Measuring the Occupational Implications of Generative AI）では、「AI適用可能性スコア」をもとに話を進めます。
（Source:https://arxiv.org/abs/2507.07935）

このスコアは何を表しているのでしょうか？
簡単に言うと、「AIがその職業をどれくらい代替できるか」を0から1の数値で表したものです。

このスコアは、3つの要素をもとに計算されています。
カバレッジ（AIが手伝える業務の範囲）、完了可能性（AIが最後まで完了できる確率）、スコープ（その職業の業務がどれくらい幅広いか）の3つです。

スコアが高いほど「AIの影響を受けやすい仕事」、低いほど「AIの影響を受けにくい仕事」ということになります。
例えば、翻訳者はスコア0.49で最も高く、看護助手はスコア0.03で最も低くなっています。

## AIの影響を受けやすい職業

では、具体的にどのような職種がAIの影響を受けやすいのでしょうか？
その理由を説明しますね。
データを整理すると、次のような職種がAIの影響を受けやすい職種として挙げられています。

・チャット・電話対応などのカスタマーサービス
・経理・会計アシスタント
・電話オペレーター、テレマーケター
・翻訳者・通訳、
・接客業
・ライター・編集者
・保険や金融、ITサービスなどのサービス業の営業職

カスタマーサービスについては、マニュアルに基づく定型的な問い合わせ対応は、生成AIが得意な分野です。
経理・会計アシスタントは、データ入力や計算処理は、ExcelやスプレッドシートのAI機能でも自動化できるようになってきています。
電話オペレーターは、トークスクリプトに沿った会話や情報提供は、音声を認識して、それをもとに回答をするのは生成AIが得意な分野です。
翻訳者・通訳については、翻訳は生成AIが得意な分野ですし、合成音声も人のように自然に喋れるようになってきています。
接客業については、基本的な案内や情報提供は、生成AI機能付きのチャットボットや飲食店などであるタッチパネルなどで代替可能な分野です。
ライター・編集者については、文章作成や校正作業も、生成AIが得意とする領域です。
保険や金融、ITサービスなどのサービス業の営業職については、定型的な商品説明や提案資料作成は生成AIが得意な分野です。
（続く）

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